3.24.2015

屋久島 豊饒の海より

写真集完成まで秒読みとなりました。
今回は内容を少しご紹介いたします。
屋久島の海を限られたページ内でいかに表現するか、
この2年くらいず~っと悩んでいました。
日常の屋久島、ワイルドな屋久島、四季折々の屋久島、
それに生き物たちの切実な生態シーン、
昼間とは全く違う夜の海、
濃縮された海のスープの様なタイドプール、
森との繫がりを考えると汽水域は外せない、
それに世界有数の繁殖地なのでアカウミガメも外せない、
などなど。
使いたいけど枠が足りずに使えない、そんな写真は無数にあれど、
だからと言って、まだまだ撮り足りない。
だからひたすらに潜って、あらゆるシーンを撮るしかない!
そんな感じで潜っては悩みながら何とかまとめました。
いちばん優先したのは、
とにかく屋久島の海を伝えたい!
なので美しさを重視はしつつも、マニアックな生態の話しもあれば、
魚や甲殻類やイカタコやウミウシなどの種が
多数載っている図鑑的なページもあります。
 
 
~黒潮に生きる~


~大きな海の小宇宙~

~命の海~

~小さな海の楽園~

~竜宮城のあるところ~
一番気合が入っているのはやはり生態シーンの多い、
「命の海」ですかね。
「文章が多すぎ!」と言われ、
何度も何度も文章を減らしたり、直したりと
結構大変でした。
不安も色々とあるのですが、
今はとにかく楽しみに待つだけ!
あと数日で拝めそうです。

ではでは~。
 
 
興味のある方はこちらよりお願いいたします。
 
 

 
 

3.19.2015

写真集できました!

販促用のリーフレットです。
写真集はまだ手元には届いていませんが、4月の10日頃からお渡しできるかと思います。
詳しくは 「高久至写真事務所HP」 をご覧ください。
本当なら企画出版でど~んと出したい所ですが、
名もない一介のダイバーでは自費出版でしか出せませんでした。
自分でもたくさん売らなきゃ~!
全国書店やアマゾンでも購入できるようになりますが、
当事務所より買っていただけると、とっても嬉しいです!
 
帯に登場しているおじいちゃんですが、
この方は一湊で潜るときにいつも乗せてもらっている久栄丸の船長さんです。
もうすぐ82歳なのにめちゃくちゃ元気!
酒も良く呑むし100歳までは楽々生きそう。
それに茶目っ気たっぷりでかわいいんです。
帯に登場することも快く引き受けていただき、
また喜んでもらえて本当に良かった。
昨日会いに行ったときには、遺影に使いたいから
写真の服装をジャンパーからスーツに替えれんかなぁとか言っていた。
いやいや、船長まだまだ先の話ですよ!
身近な人が喜んでくれるのは、なんとも嬉しいことですね。
 
当初は帯を別の案で考えていたのですが、
渋谷で川嶋さんとウィスキーをころがしている時に
アドバイスを頂き、コロッと方向転換をして今の形になりました。
なるほどなぁ。プロの考え方はやっぱり違う!
川嶋さん本当にありがとうございます!
「STUDIO PORCUPINE」 
子供心がくすぐられる面白い本がたくさんですので是非ご覧ください!
 
また帯の言葉に関しては色々な方からアドバイスを頂きました。
朝早くから電話をかけてしまった皆さま、志戸子の方々、本当にありがとうございます!
 
ではではまた~。
 
 
 

3.15.2015

ネイチャークレイジーズ

写真展「ネイチャー・クレイジーズ 〜ライフスケープ編集長が推す“常識やぶり”の写真家たち〜」
「ライフスープ」さんの企画で写真展示を行う事になりました!
 
今年の1月に発売された「ライフスケープ」vol.1ですが、
写真の素晴らしさと、内容の濃さで、隅から隅まで熱読しました。
こんな自然雑誌が日本でもほしかったんです!
遠い憧れの眼で読ませて頂いていたのですが、
あるきっかけで編集長の高橋さんとお会いして、
大阪での写真展に参加させて頂ける事になりました。
こんな嬉しいことはありません!!!
夢のようですね~(笑)
夢か!?
 
僕は3月31日と4月1日は在廊していますので
お近くの方は是非!
 
 

出展者:
上田大作 佐藤岳彦 高久 至 増田弓弦

日程:
2015年3月20日(金)〜4月1日(水)10時〜19時

会場:
富士フイルムフォトサロン大阪(〒541-0053 大阪市中央区本町2-5-7 大阪丸紅ビル 1F/TEL 06-6205-8000)

*企画写真展「生(ライフ)」 との併催です。

...
本展では、長年雑誌や書籍の編集を通して自然と写真に携わり、本誌の編集長を務める高橋佐智子が今、イチオシの新進作家たちをご紹介します。

イスラエルに在住する増田弓弦さんは、海外での音楽活動の傍ら動物写真に目覚め、フォトグラファーに転身。中東やヨーロッパ、アフリカなどで生きものたちと向き合い撮影された作品は、日本人離れした色彩感覚と世界観が持ち味です。

海が好きで好きでたまらない高久至さんは、九州最高峰の山岳や杉の巨木が有名な屋久島に居を構え、知られざる海の魅力を伝えるために日々潜り続けています。人柄が写り込んだような陽気な水中写真が、見る人の気持ちまで明るくしてくれます。

写真家・水越武氏の紹介で出会ったのが上田大作さん。北海道で人と生きもののつながりを追い続けています。写真を撮るだけでなく、風連湖に続く伝統漁に自らも携わり、漁師の目線から撮影された作品群は、思慮深さと脈々と続く時の流れを感じさせます。

永遠の“昆虫少年”、佐藤岳彦さんは、研究者を辞めて実家のある東北に帰ろうとしていた矢先、震災に遭遇。そこから写真家への道がスタートしたそうです。虫や菌類など、普通なら見落としてしまうような小さな生命に宿る「美」を見いだす視点は確かです。

彼らはつねに自然に夢中で、四六時中生きものや旅のことばかり考えているような、まさに「ネイチャー・クレイジー」な人間ばかり。そんな若き写真家たちが本気で取り組んだ作品が放つエネルギー、そして自然のダイナミズムを感じていただければ幸いです。


『ライフスケープ』編集長・高橋佐智子

 

 
 
あまりの嬉しさと、高橋さんの瞳に誘われて、
うっかり記念撮影までしてしました。。。

 
 
 
 
 
 
 
 

3.12.2015

初投稿

新しくブログを始める事にしました。
以前から使っていたココログを随分と放置しているし、趣旨も変わってきたので心機一転です。
以前の記事はこちらから↑
調べてみると2007年に作ったらしい。 
この数年使ってないとは言え結構長いなぁ。
大瀬時代の初々しさが残ってる。
一路誕生の事も載ってるし(笑)
 
さてこれからは屋久島の日常と写真家としての歩みを載せていこうかな?
毎日更新とはいかないけど、ボチボチやっていきたいと思ってます。
 
写真は太陽を背にしたキビナゴの群れ。
この光景が大好きでマクロでもワイドでも条件が整っているといつも撮影しています。