8.05.2015

ダイオウホタルイカモドキ( Ancistrocheirus lesueuri )の稚仔

8月に入りようやく黒潮が接岸した屋久島です。
例年より1ヶ月遅れ。
黒潮の海にとっぷり浸かると、今年の絶望的な梅雨のことも
懐かしい思い出に変わる。
黒潮が接岸した8月1日の前日、
深海よりの使者が黒潮の斥候として現れた。
 
ダイオウホタルイカモドキ Ancistrocheirus lesueuri
東京海洋大学の土屋光太郎先生に伺ったところ、
「触腕の柄に発光器があるが腕にはない。
頭部、外套上に発光器がある。
眼、内臓には発光器がない。
腕の吸盤2列、触腕4列」
などの特徴からダイオウホタルイカモドキ
と思われるとの回答を頂きました。
 
インド太平洋に広く分布する種であるけれど、
稚仔は非常に珍しいとのことでした。
 
只者じゃないオーラは出ていたけど、
名前からしてなんか凄い子でした。
こんな出会いがたまにあるから、
海はたまらない!