1.14.2016

魚の色彩はあてにならない。

アオスジテンジクダイと混同されていた魚に和名が付いた!
去年の事らしいけどいまさら知った。。。
名前はコンゴウテンジクダイ。
パッチリーフの様な環境が好きなのかゼロ戦ではたくさん見られる。

さてここでいきなり問題。
以下4つのうち1枚だけアオスジテンジクダイが混じってる。
分かるだろうか。

















はい。終了~。
答えは③の写真。他はすべてコンゴウテンジクダイ。
一番分かりやすい違いとしては尾柄部。
黒い帯になっているとアオスジテンジクダイ。
黒い斑紋になっているとコンゴウテンジクダイ。
コンゴウテンジクダイに関する新聞の記事↓
 http://blog.goo.ne.jp/umisati814/e/b62fc8ab909d8fef43c92b5767585815
おそらく目の肥えたダイバーにしか分からないはず。

①と③だけで見比べたらわりと分かりやすい。
②は妙に白っぽい。
これはには理由があって他のテンジクダイでも同様。
岩陰にいる時は濃い色合いで白い砂地に出ると白くなる。

魚を覚えるときに色彩は一つの目安になるけど、あてにはできない。
あまりにもコロコロ変わるから。
とは言っても尾柄部の模様だけで見分けるもの危ない。
中間的な個体もいることもある。
なので模様、色彩、生息場所、動きなどをじっくりと見た上で判断する。

ここまでは布石。
今日載せたかったのはこっちの魚。
これは誰だろう??



夜に志戸子の漁港で確認。
なんか見たことあるようなないような。
オーラはあんまりないので普通種が化けている気はした。

FBでアンティスの古澤さんに聞いて、
やり取りをしてある種に絞られた。



スミツキアトヒキテンジクダイ
⑤の個体はこの種のナイトカラーではないだろうか。
他にも候補が色々とあったけれど、
屋久島に普通にいるテンジクダイの中ではこれ以外当てはまらない。
今度はもう少しじっくりと観察しなくては。

今日も車を改装。
防寒、断熱対策で窓に銀マットをはめ込んだ。
ピッタリはまると気もちいい。
床にも引いた。後は天井にもつけよう。
夏に車の中がサウナの用になるとPCが壊れそうだし。




【 屋久島水中・自然写真 高久至写真事務所 】

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