8.30.2016

北海道・えりも岬 呑気な海獣 183日目

2016年8月30日
北海道・襟裳(えりも)
嵐 透明6-7m 水温15-19℃

台風10号接近中~。
えりも岬はとんでもない風。
そんな中少しだけ遊んできた。




海はとんでもなく時化てきた。


NIKON D610   Nikkor200-500mm
そんな荒波の中ゼニガタアザラシは呑気に泳いでる!!!
信じられない。
昨日よりも少し波当たりの弱いところに移動していたけど、
昨日よりも波は断然高い。
なんてたくましいんだろう。
遠くから眺めながらハラハラする僕をよそに
のんびりと泳いでいた。
もっと穏やかな場所もあるのに何で!
ちょっと不思議で、かなり感動的だった。


 「晴れているとアザラシが見えますよ~今日は見れませんけど」
って言われた(笑)


 昨日書いた270日は違かったみたい。


ラッコ~!!!
一頭いると聞いていたけど、今年は見れてないみたい。
がびーん。

 マツカワ!
食べてみたい。
サメガレイはもっとうまいとの噂もある。


昭和28年、森を伐採しすぎて襟裳は砂漠になった。
写真はまさに砂漠の民。
陸も海も砂嵐で悲壮的な状況だったらしい。
そこから懸命な緑化事業でようやく元に戻ってきている。
イースター島になるところだった。



風が強まりそうなので襟裳から少しだけ避難。
束の間の虹!!!




良く分かんないけどマントルの上!



台風たくさん来てたけど、今までで一番車が揺れてる。
街中?にいるのに。。。
もっと陰になる場所へ移動しよう。


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8.29.2016

北海道・えりも岬 夢の様な出来事 182日目


2016年8月29日
北海道・厚岸-釧路-襟裳(えりも)
雨 透明6-7m 水温15-19℃

眩しい!
今日こそは晴れだ!
飛び上がって窓の外を見ると雨。
こんな毎日。
すっかり慣れたけど、窓の外を見てちょっとテンションが下がる。


パソコンを開くと嬉しいお知らせが来ていた。
「星野道夫の旅 没後20年 特別展」
永遠の憧れである星野道夫さんの特別展のHPで紹介してもらえた。
「わたしと星野道夫さん」
ほんの片隅とは言え、
星野さんと関われたことは僕にとって夢の様な出来事。
この嬉しさを言葉ではとても言い表せないけど、
しばらくは無条件で幸せな日々を送れそう。
雨最高~!


それともう一つ夢の様な出来事。
これは本当に睡眠中の夢に見た光景。
夢ってのは大抵突拍子もなくありえないような出来事。
それが現実に起こった。


つい先日、知床で一人カラフトマスを撮影していた。
ふと気になって水面から顔を上げてみると、
左斜め後ろ、約5mの距離にヒグマがいた。
信じられない。夢と全く同じ光景ではないか。
一瞬で全身を緊張が駆け抜け、すぐに震えに変わった。
それでも動くことはできない。
僕はカラフトマス。
それも美味しくなさそうなカラフトマス。
ブツブツ言うこともできないけどそんな気持ちで待った。


ヒグマは川に飛び込んで魚を捕まえようとした。
すぐに諦めたのか、水を振りまきながら
僕の目の前をかける様に上っていった。
そしてそのまま森の中へと姿を消した。
ほんの数分間の出来事。


今でも目の前を通過したヒグマと飛び散る水しぶきが鮮明に思い出される。
北海道の川遊びの達人たちが一度は経験するであろうこと。
「気が付いたら熊に囲まれててね~ あはははは~」
と、みんな陽気に話す。
その笑いに含まれる言葉にしきれない気持ちが良く分かった。


正直言って怖かった。
でも一生忘れないであろう特別な思い出。
憧れていたヒグマとの初めての出会いはあまりにも刺激的だった。
このあと丸一日放心することになったのは、
今思えば自然なことだったのかもしれない。


「わたしと星野道夫さん」の話をもらったこのタイミングで
こんな出会いがあったことはなんとも不思議なことだった。
もしかしたら寝ぼけていただけかもしれない。
そんな夢の様な出来事。
本当は誰にも話したくなかったんだけど。。。




釧路でタイヤ交換。
痛い出費だけどしょうがない。
交換後はなんか車が軽くなったような気がする。
ビーグル君が喜んでくれたのかな?








十勝川。

200キロくらい走ったかな。もっとあるか。
厚岸から襟裳までは直線で描けるような単調な海岸線。
遠浅の砂浜で何もない。
台風の影響で茶色い。
一気に駆け抜ける。


目的地のえりも岬到着。


ここは日高コンブ!
早く潜りたいなぁ。


風速10m以上の日が一年のうち270日ある。
えりも岬は風の岬。
それにしても今日は強すぎる。
台風が通過するまで大人しくしていよう。


NIKON D610   Nikkor200-500mm
波が荒いな~。
明日はもっと荒れるのか。。。
おやおや?
なにか黒いものがいるような。。。

分かるかな~。




ここはゼニガタアザラシの棲む岬。
礼文で出会ったのはゴマフアザラシ。
ちょっと違う。
しばらくはまたアザラシ生活になりそう。








近くの港では秋アジ(鮭)釣り。
もう来てるんだね~。



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8.28.2016

北海道・濃霧の根室と厚岸の牡蠣 181日目


2016年8月28日
北海道・根室-厚岸(あっけし)
雨 透明6-7m 水温15-19℃


ラッコが遠い。
海が穏やかになったらラッコの移動範囲が増えた。
300mくらい離れてしまってお手上げ。
前回は時化ていたから撮れたんだな。
昨日も結構遠かったけど、今日は遠すぎる。

それにしても根室は霧が濃い。
いつ来ても霧!
それが根室の夏らしさだとか。。。
海遊びには結構辛い。
そのお陰で高山植物やらなんやらがあって良いとか。

 歯舞のコンブ祭り!



これがナガコンブ!
長い~!!!
壁には17mあるナガコンブが干されていた。
17m、、、写真に収まらない(笑)


コンブ漁体験~。
小学生に混じって何故かやっていた(笑)

 ホッカイエビ
生きたまま串に刺して焼く。


 2本で100円!
あま~い!



春国岱ネイチャーセンター
春国岱(しゅんくにたい)の自然を説明する山岸君



バードウォッチングに出かけようかと思ったけど、霧が濃すぎる。
そして寒い!!!
根室の年間平均気温は6℃!だって。
根室は予想外に険しいところだった。


 キタキツネ!


厚岸に到着

 厚岸といえば牡蠣!
3Lサイズ180円。安い!
電子レンジでチンして食べれる。
プリプリだ~!


海を見ると穏やかだ!
でも、、、透明度50㎝もない。


厚岸湾はどうだ!
こちらは透明度0m!!!
ダメだ~。
この一帯は遠浅過ぎる。
ナガコンブは諦めましょう。。。

今日は道の駅でカタカタ。
あ~あ根室でライ麦パン食べそびれた。
川原さん、お待ちできずにすいません~。







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北海道・知床の海 南下行 180日目

2016年8月27日
北海道・羅臼-根室
晴れのち雨 透明6-7m 水温15-19℃
最後の熊の湯。
う~ん、今日も熱い!

あまりの自然のスケールについつい長居をしてしまった知床。
その割にこの海について書いてなかった気がする。

知床の海もまた変わりつつある。
当たり前の自然の変化とは違う、強制的な変化。
それでもこの海が豊かなのは、この海が内包する底知れぬ力なのだろう。
変化は各所に見られる。
長年この海と向き合ってきた関さんは流氷が脆くなり、確実に減ってきていると
体験談として話してくれた。10年くらい前までは流氷の上で子育てする
ゴマフアザラシの姿が毎年みられていた。
それがこの数年はめっきり見かけなくなったと。
スケソウダラはかつて11万トンの水揚げがあったけど、今は数千トン。
地元の漁師さんは72時間眠らずに獲りまくったと話してくれた。
トコトン獲るのは漁師の性だ、と教えてくれた人もいる。
ホッケはこの3年くらいでほとんど獲れなくなった。
ハナサキガニの子供はかつては磯を覆っていたけど、今はほとんど見かけない。
暖流の力が強まっているのか、この5年くらいでブリが急激に増えてきた。
さらにシイラまで獲れる。

人的影響に元からの海の変化が加わってのことなのか、
良く分からない。それでも確実に海は変化している。
このペースで変化が続けば近い将来流氷という存在は
過去の夢物語になってしまうかもしれない。
ホッケはすべてロシア産になってしまうのかもしれない。
自然は変化するものだとは分かっていても、やっぱり寂しい。

知床の自然は濃密。
それだけに変化も色濃く表れる。
流氷の変化は海からの最もわかりやすいメッセージとして
届けられている。


須田さん~!
と思ったらいない。
ミカさんが丁度帰ってきてコーヒーを頂く。
大変お世話になりました~!!

宿に飾ってある神の魚。
会いたかったなぁ。
またこのうち!

関さん、青柳さん大変お世話になりました!!
何から何までありがとうございましたー!!!
険しくも充実した知床でした。
海のお話もたくさん聞けて幸せでした!
また遊びに来ますね。
いつまでもお元気で!!

あ~、、、寂しい、、、(涙)

野付半島をチラ見して、根室へ。
あっなんか落ちた。。。


あっなんか上陸してきた!
らっこ~!!!
まだいてくれた!

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8.27.2016

北海道・知床の海 節目 179日目

2016年8月26日
北海道・羅臼
雨 透明6-7m 水温15-19℃
遡上するカラフトマス
NIKON D610   Nikkor200-500mm  f5.6

なんだかボーっとして何もやる気が起きない。
午後から天気が崩れるという予報だったのに、やる気が出ない。
なんだろう。
昨日のヒグマとの出会いで何かが変わった。
知床でやりたいことがたくさんあって、撮りたい絵があって、
それでも叶わなくって、今日になった。
まだまだ未練がたくさん。
でもヒグマとの出会いは確実に一つの節目になった。
底知れぬ知床の自然の頂を少しだけ垣間見ることができたからかもしれない。

そろそろ移動しよう。
ようやくそう思えるようになった。

熊の湯
今日もアツアツ。








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北海道・知床の海 山の神と海の神 178日目


2016年8月26日
北海道・羅臼-ウトロ
晴れ 透明3-4m 水温19℃?
気が付くと知床に来てもうすぐ3週間。
天気が良かったのは今日を含めて4日間。
自然相手は思うようにいかないことばかり。

そんな中で今日は特別な存在に出会った。
知床に来てからずっと会いたいと願いつつも、
会ってはいけないような気がしていた存在。
出会うことを少し避けていた気がする。
アイヌ語でキムンカムイと呼ばれるヒグマである。
知床滞在も長くなるにつれて、少しずつここの自然に馴染んできた。
そんな頃、遂に出会ってしまった。


たった1頭のヒグマが僕に与えた影響は計り知れず、
雄大な自然だと感じていた知床はまた大きくその印象を変えた。
なんて奥深い自然だろうか。

写真は海辺でカラフトマスを狙う様子。



 今日はウトロでダイビング。
関さんとあおやぎさんが神の魚を探しに潜る。
でも神はおらず。
山の神と言われるヒグマに対して、海の神と呼ばれるオオカミウオ。
そろそろ現れても良い時期なのに現れてくれない。
自分でも必死に探してみたものの見つけられず。
それに連日の雨の影響か透明度は悪い。
さらにここ一番の激流に翻弄された。


 ヒダベリイソギンチャク(子供)


ヒロウミウシ
このウミウシはイソギンチャクに擬態しているんだろうな~と思った。
左はコモチイソギンチャク、右はヒダベリイソギンチャク。
そんで真ん中のピンクがヒロウミウシ。


ムロランギンポ


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